Michun Solo Exhibition「Loose 」台湾アーティストが描く銭湯の女たち@Art Cocktail


大阪・南森町にあるギャラリー、Art Cocktailで開催中のMichun Solo Exhibition「Loose 」

5月に大阪・北加賀屋で開催されたKITAKAGAYA FLEA & ASIA BOOK MARKETで台湾の若い出版人たちに出会い、台湾の出版界は若い力が台頭し、ユニークな活動を行なっていることを知って、映画以外で台湾の今の姿に触れたことが、とても楽しかった。

自由人藝術公寓(台湾)とアート交流を行い、日本のアーティストが台湾で個展する際の窓口にもなっているArt Cocktail。台湾の女性アーティスト、Michunことイェ・イーロウの個展は、今回が2度目という。京都へ旅行をした際に、銭湯に入った時の印象が強烈に残っていたというMichun。私もランステがわりに京都の銭湯を利用したことがあるので、凝視感がハンパない。女性なら、あーっと膝を打ちたくなるような入浴後の脱衣所風景をサラリと、そして細やかに描いている。風呂上がりの一杯が、たまらないのだ!


個展では絵だけでなく、イラストをプリントした大判スカーフも展示販売。淡い色のスカーフも人気だそうだが、こちらの色あざやかなプリントも魅力的。女性ならではの曲線を生かしたイラストと他の模様とのバランスもセンスが良くて、飾ってみるのもいいし、着こなしのアクセントにもなる。他にもナンバーリングされたイラスト集や、トートバックも販売している。

大きな黒板に描かれた体を洗う女性たちの後ろ姿。そこに描かれている日本語のメッセージは、Michunがが作ったメッセージをArt Cocktailのスタッフが和訳し、それを自ら書いたのだそうだ。漢字がやや微妙な点があるのはご愛嬌。台湾では銭湯のような場所はないそうで、他人の前で裸になって、皆で湯に浸かるという体験がとても新鮮だったことが良くわかる。「ゆるやかに」というメッセージが伝わる個展。女性が描く”女性の裸体”は、とても自然で全然いやらしさがないなと実感。艶かしさというより、リラックスした姿が描かれているからだろう。台湾アーティストならではの目の付け所も興味深かった。8月5日まで、入場無料(7月31日、8月1日は定休日)。東京では8月8日から8月26日まで台感(蔵前)にて開催。


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