2024.06.22 13:08「この作品に関わっている時間全てがハイライト」『東京カウボーイ』の井浦新と藤谷文子が、元町映画館でアメリカ撮影の舞台裏や思いを語る 効率主義のサラリーマンが、出張先のアメリカ・モンタナ州の牧場でカウボーイ文化に触れ、人生を見つめ直すヒューマン『東京カウボーイ』が、6月22日(土)から元町映画館で2週間公開中だ。キャリア初期に山田洋次監督の弟子入りを志願し、山田組の海外現場を手伝った経歴の持ち主であるマーク・マリオット監督のもと、本作でアメリカ映画主演デビューを果たし...
2024.05.23 23:00自分の中の「好きなこと」を考えてみたくなる『スミコ22』福岡佐和子監督、堀春菜さん(出演)、はまださつきさん(出演・助監督)インタビュー 福岡佐和子とはまださつきによる映像制作ユニット「しどろもどリ」の最新作『スミコ22』が、6月29日(土)より新宿K's cinema他、全国順次公開される。堀春菜(『浜辺のゲーム』『大観覧車』)を主演に迎え、スミコの「自分の感覚がひどく曖昧なものになっていること」に気づいた22歳の日々を、日記調で綴っていく。ちょっとした日常...
2024.04.16 11:31「生活保護の恩恵を受けたからこそ大きな衝撃を受けた事件を手掛かりに」 『スノードロップ』吉田浩太監督、出演の西原亜希さん、イトウハルヒさん、小野塚老さん、みやなおこさん、芦原健介さんインタビュー 3月に開催された第19回大阪アジアン映画祭で、コンペティション部門の吉田浩太監督作『スノードロップ』が世界初上映された。監督は『Sexual Drive』(21)、『愛の病』(18)の吉田浩太。自身の受給経験を鑑み、矛盾した生活保護の在り方に一石を投じる重厚なヒューマンドラマの本作で、新境地をみせている。認知症の母の介護をひとりで担って...
2024.04.01 06:50島での撮影は「みんなにとってスペシャルな時間」『ALL THE SONGS WE NEVER SANG』クリス・ルッツ監督、永瀬未留さん、家納ジュンコさん、サンディー海さんインタビュー 3月10日に閉幕した第19回大阪アジアン映画祭で、インディ・フォーラム部門の『ALL THE SONGS WE NEVER SANG』がアジア初上映された。 監督は、東京を拠点に活動するポーランド出身のクリス・ルッツ。母と双子で絶縁状態の叔母レイコを訪ねて島にやってきた17歳のナツミが過ごすひと夏の交流と心の解放を、80年代風シティポッ...
2024.03.27 08:45亡き父のにおいを探してミニシアターを巡る『においが眠るまで』東かほり監督、永妻優一さん(脚本)、蒼井旬さん(出演)インタビュー 第19回大阪アジアン映画祭(OAFF2024)のコンペティション部門に入選し、世界初上映された東かほり監督最新作『においが眠るまで』が、4月6日(土)より御成座(秋田)、シネコヤ(神奈川)にて公開される。 OAFF2022焦点監督として『ほとぼりメルトサウンズ』と短編『暮らしの残像』が上映された東監督。今作はチケット収入すべてを上映する...
2024.03.23 01:40「現代の平塚らいてうや青鞜社のような団体を描きたかった」同じ痛みを持った者たちの共鳴・反射・連帯を描く『ブルーイマジン』松林麗監督インタビュー 映画界のセクシャルハラスメントに立ち向かう長編オムニバス映画『蒲田前奏曲』をプロデュース・出演した松林麗による長編デビュー作『ブルーイマジン』が、第19回大阪アジアン映画祭でJAPAN CUTS Awardスペシャル・メンションに輝いた。 東京・巣鴨を舞台に、女性たちの信念と連帯と葛藤のドラマを描いたオリジナル脚本の青春群像劇は、日本版...
2024.03.21 05:55山本奈衣瑠主演、切実さとユーモアがせめぎあう映画愛が詰まったロードムービー『走れない人の走り方』で長編デビューの蘇鈺淳監督インタビュー 『豚とふたりのコインランドリー』(PFFアワード2021審査員特別賞)で知られる蘇鈺淳監督の初長編映画『走れない人の走り方』が第19回大阪アジアン映画祭(以下OAFF)インディ・フォーラム部門作品として上映され、4月26日よりテアトル新宿、5月18日より横浜シネマリン、5月24日よりシネマート心斎橋他全国順次公開される。 ロードムービー...
2024.03.11 04:08「俳優陣の才能のせめぎ合いを感じました」渋川清彦、松浦りょう、山本奈衣瑠出演作で芳泉短編賞スペシャル・メンション受賞の『オン・ア・ボート』ヘソ監督インタビュー 3月10日に閉幕した第19回大阪アジアン映画祭で、短編プログラムBとして世界初上映されたヘソ監督の初短編映画『オン・ア・ボート』(インディ・フォーラム部門)が見事、芳泉短編賞スペシャル・メンションを受賞した。 出演は渋川清彦、松浦りょう、山本奈衣瑠、中尾有伽、和田紗也加、杏奈メロディー。新婚カップルの新居というワンシチュエーションで、結...
2024.03.09 05:57原題「渡」に次世代へ繋ぎ、救うという意味を込めて 『未来の魂』ジョウ・ジョウ監督、薬師真珠賞受賞のチー・ユンが描いた命の尊厳@第19回大阪アジアン映画祭 第19回大阪アジアン映画祭コンペティション部門作品として、3月7日ABCホール(大阪市北区)にてオーストラリア・中国合作の『未来の魂』が世界初上映され、ジョウ・ジョウ監督、共同脚本、主演のチー・ユンが舞台あいさつで登壇した。介護施設にいる脳性麻痺の叔父の見舞いに通う妊娠中期のシェン・チン(チー・ユン)が、胎児に先天性疾患のある可能性が見...
2024.03.06 03:00「ちょっと重いことをみんなで楽しく考えようと提示するのが、表現活動の真髄」 『うぉっしゅ』岡﨑育之介監督、中尾有伽さん、研ナオコさんインタビュー@第19回大阪アジアン映画祭 第19回大阪アジアン映画祭インディ・フォーラム部門作品として、3月1日シネ・リーブル梅田(大阪市北区)にて岡﨑育之介監督作『うぉっしゅ』が世界初上映された。 ソープ嬢の加那が祖母の介護をすることになる。人の身体を“洗い”続ける一週間の二重生活〈ダブルワーク〉。認知症の祖母からも、お店のお客さんからも“忘れられる”加那は、次第に自分の生き...
2024.03.05 04:18怪獣造形界のレジェンド、村瀬継蔵が登壇!『カミノフデ ~怪獣たちのいる島~』で幻のプロット映画化までの長い道のりを語る@第19回大阪アジアン映画祭 第19回大阪アジアン映画祭特別招待部門作品として、3月2日シネ・リーブル梅田(大阪市北区)にて『カミノフデ ~怪獣たちのいる島~』が世界初上映され、村瀬継蔵総監督、プロデューサーの佐藤大介さんが舞台あいさつで登壇した。映画化の経緯について村瀬総監督は、「1970年代、香港のショウ・ブラザーズで特撮映画『北京原人の...
2024.03.02 14:33閉経期女性の出会いと解放を描く『ジョンオク』、大人の世界を垣間見る 『スウィート・ライム』ほか、OAFF2024で短編プログラムが上映開始! 3月10日まで開催中の第19回大阪アジアン映画祭で、大阪中之島美術館にて短編プログラムの上映がスタートし、3月2日の短編プログラムDにてタイ映画『さよならの言い方』、韓国映画『ジョンオク』、香港・イギリス合作映画『スウィート・ライム』、中国映画『楽園島』が上映され、『ジョンオク』のユ・ジミン監督と『スウィート・ライム』のファティマ・アブ...