『イスラーム映画祭エンサイクロペディア』刊行決定、2/1先行販売上映会を渋谷ユーロライブで開催!
2015年12月のスタート以降、中東や北アフリカに広がる「イスラーム文化圏」の映画を紹介し、映画ファンのあいだで好評を博してきたイスラーム映画祭。惜しまれつつも2025年5月元町映画館での開催で10年の歴史に幕を閉じたが、このたびイスラーム映画祭公式パンフレット『イスラーム映画祭アーカイブ』全6冊を1冊にまとめた、『イスラーム映画祭エンサイクロペディア』が2026年2月10日に刊行される。(B5サイズ、オールカラー、208ページ、税込3,000円)
本書の著者であり、イスラーム映画祭主宰の藤本高之さんは、“全額自己負担”の個人企画である同映画祭の開催、映画の宣伝、上映会等の企画も行っている。
本書では、「イスラーム文化圏の映画から見る世界」をテーマに
10年間で上映した102作品の映画を世界10の地域、
①中東アラブ諸国Ⅰ、②中東アラブ諸国Ⅱ、③マグリブ、④サヘル、
⑤ヨーロッパ、⑥西アジア、⑦中央アジア、⑧南アジア、
⑨東南アジア・東アジア、⑩北米・南米に分類し、
国別・年代順に完全網羅。
さらに『イスラーム映画祭アーカイブ』に掲載した錚々たる研究者およびジャーナリストによる専門コラム61本の中から厳選に厳選を重ねた32本を再収録。「非欧米圏の映画から複雑な世界を読み解く試み」に挑戦している。
また2月10日の一般発売に先駆け、2月1日には渋谷ユーロライブにて先行販売上映会を実施することが決定した。
上映作品は本書の1本めに紹介している、7世紀のアラビア半島に誕生したイスラームの起源を描く3時間27分におよぶ日本一般未公開の歴史超大作『アル・リサーラ / Al-Risâlah』(1976年)。
上映後にはアラブ映画研究者の佐野光子氏をお迎えしてのトークセッション特別篇
「イスラームの起源を描き、『ハロウィン』を生み、テロに散った非業の映画監督ムスタファ・アッカド」が開催される予定だ。
【作品紹介】
『アル・リサーラ』(1976)※2018年リマスター版
7世紀に誕生したイスラームの起源を描く歴史大作。偶像崇拝禁止の教義に則り預言者ムハンマドの姿は描かれず、その叔父ハムザを中心に物語が展開する。本作を撮ったムスタファ・アッカド監督は2005年、ヨルダンの首都アンマンにてイスラーム過激派のテロにより命を落とした。
【『イスラーム映画祭エンサイクロペディア』先行販売上映会実施概要】
日時:2026年2月1日(日)11時上映スタート
会場:渋谷ユーロライブ(ユーロスペース階下)
( http://www.eurospace.co.jp/ )
主催:イスラーム映画祭
公式サイト:http://islamicff.com/
X(旧:Twitter):http://twitter.com/islamicff
Bluesky:https://bsky.app/profile/islamicff.bsky.social
Facebook:http://www.facebook.com/islamicff
協賛:Type Slowly
0コメント