主演、片岡礼子のコメント到着! 全く同じ会話を繰り返す実験的短編映画 『あした、授業参観いくから。』待望の配信スタート
映画『ハッシュ!』(2001 年)にて第 45 回ブルーリボン賞主演女優賞、第 75 回キネマ旬報主演女優賞を受賞し、時に力強く、時に繊細な演技力が高く評価されている実力派女優・片岡礼子。2025 年も、映画『君の顔では泣けない』『盤上の向日葵』や、矢沢永吉のミュージックビデオ「真実」など、多彩な作品で活躍中だ。
そんな片岡礼子が主演を務めた、全く同じ会話を五人の生徒の家庭で繰り返す実験的短編映画『あした、授業参観いくから。』(2021 年 23 分)が、Amazon にて配信を開始した(その他のプラットフォームでも順次配信開始予定)。
2025 年 7 月よりショート映画配信サービス SAMANSA で配信され、いじめにフォーカスをあてた告知動画 が 716 万回再生と注目を集め、「(いじめにキレる)父親カッコいい」「ダメな親だ」など、賛否両論のコメントが 2,200 件も寄せられた。観る前から多くの人の心をザワつかせ、「親子」について考えさせる話題の短編として、このたび配信拡大に至っている。
全く同じ会話、しかし全く異なる親子模様…。ネタバレ厳禁、実験的かつエモーショナルな短編映画。「ねぇ」「なに」「あした、授業参観いくから」「えっ」「なによ」「別に」「行くからね」
全く同じ会話を五人の生徒の家庭で繰り返す実験的な構成が話題となり、23 分の短編ながら、2021 年 12 月以降、各地劇場で単独上映された本作。「短編なのに濃密」「自分と重ねて涙が出た」「感動したので、今日は娘と来ました」などとリピーターが続出。2025 年秋の第 14 回茅ヶ崎映画祭でも、オープニング作品として小津安二郎監督ゆかりの茅ヶ崎館にて上映され、脚本・演技ワークショップも同時開催された。
片岡礼子の繊細な演技はもちろんのこと、ベテランの和泉敬子、前田晃男から新人まで、幅広い親子キャストのリアリティも本作の見どころ。優等生役の島田愛梨珠は、本作を機に、今関あきよし監督の映画『おばあちゃんの秘密』(2026 年公開予定)の主演に抜擢された。
監督・脚本は、上野樹里主演『幸福(しあわせ)のスイッチ』(2006 年)、堀田真由主演『36.8℃ サンジュウロクドハチブ』(2017 年)、小芝風花主演『TUNA ガール』(2019 年)、片岡千之助主演『メンドウな人々』(2023 年)など、人間愛あふれる作品を手掛けてきた安田真奈。
主演の片岡礼子と監督・脚本の安田真奈から、配信拡大に寄せてのコメントが到着した
コメント:片岡礼子(主演)
「なんと嬉しい配信でしょうか。ぜひ、安田真奈監督独特の人間観察から生まれた実験的短編映画を楽しんでいただきたいです。2021 年の撮影から時を経て、学生から成人になったであろう俳優たち。彼らの豊かな表情にもご注目ください」
コメント:安田真奈(監督・脚本)
「授業参観は、それぞれの親子の想いがひとつの空間に集約される、人生の交差点。あらゆる『親子』の背景に想いを馳せながら。『全く同じ会話でも、全く異なる映像になる』という実験的な構成を味わいながら。23 分、どうぞお楽しみください」
実験的な構成ながら、鑑賞後は「親子」について語り合いたくなる…。そんなエモーショナルな 23 分だ。
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