EXPO’ 70 の「バシェ音響彫刻」から半世紀、音の軌跡を未来につなぐ映像プロジェクトのクラウドファンディングを開始
1970 年の大阪万博(EXPO’ 70 )の鉄鋼館で発表された、音を奏でられる美術作品【バシェ音響彫刻】。万博閉幕後解体、長年倉庫に眠っていた作品が2010 年以降修復され、EXPO’ 70 から50年を迎えた今年、京都市立芸術大学が同校のギャラリー@KCUA に集結させての特別企画展を開催する。【バシェ音響彫刻】作品とアーティスト達の演奏、パフォーマンスを映像収録し、未来へ繋ぐ芸術として記録する「バシェ音響彫刻ー音の軌跡を未来につなぐプロジェクトー」では、10月2日より11月29日までクラウドファンディングを実施し、その資金を募っている。
【バシェ音響彫刻】作品が掲載されたクラウドファンディングサイトはコチラ ↓
鉄鋼館のディレクターを務めたのは、日本の映画音楽にも多大な功績を残した作曲家・武満徹。フランスの彫刻家”フランソワ・バシェを招聘し、当時17 点の音響彫刻を制作した。「芸術はすべての人と共有するものである」という理念を貫いた岡本太郎の《太陽の塔》とともに、多くの人々の注目を集めたという。
【バシェ音響彫刻】は、「どんな人でも自由に触れ、音を奏でることができる」ことを本来の姿とし、特に子ども達にとって【バシェ音響彫刻】を体感することが、自由な感性を育てることに繋がっていくという教育的側面を持ち合わせている美術作品だ。その芸術的、音楽的可能性、後世に遺すべき価値を見出した有志のみなさんの尽力により、現在日本国内では6基の【バシェ音響彫刻】が修復完了している。美術 × 音楽の結晶とも言える【バシェ音響彫刻】本来の姿を、その演奏と共に後世に伝えていく時を超えた壮大なアート&音楽プロジェクトだ。12月12日 19:00より特別記録コンサート収録の様子をオンライン限定で無料 Live 配信を予定しており、クラウドファンディングに寄せられた資金はそれらの演奏、配信活動にも宛てられる。
本プロジェクトの主催者N.U.I.projectは、
1970年大阪万博から50年。
今回、わたしたちが触れる事ができるのは、50年前に発表されたバシェ音響彫刻のすべてではなく、それらが揃う事はまだまだ長い道のりかもしれません。
バシェ音響彫刻は、常に「新しい」音を生み出し、「未来」を繋ぐエネルギーを内包しています。そのエネルギーが生まれる瞬間を体感し、また、より多くの方々に知ってもらう為に映像記録し、有形無形の芸術が放つ力を、未来に縫い繋いでいく活動をこれからも続けていきます。
このプロジェクトが、未来の子供達、大人達の感性の種となり、共有できる世界。
そんな未来を、あなたにも触れてほしいのです。
とメッセージを寄せている。
N.U.I.projectとは
2018 年結成
“いま・ここ・わたしを縫い繋ぐ” という信条を基に、
音楽や映画・アート等、あらゆる芸術文化・作品に寄り添い、さらなる価値を探求し、人々へと発信していく。
「その時・その場所・そのメンバーでしか生まれない感動を体感する」時と場、そして人のプロデュースユニット。
0コメント