第九を愛する市民合唱団の奮闘ぶりを映し出す『ルートヴィヒに恋して』、胸熱な新予告編公開!
今年はベートーヴェンの生誕250周年。本来ならば世界中で盛大に生誕250周年を祝う音楽イベントが開催されているはずだったが、コロナ禍でコンサート活動は自粛に追い込まれ、年末恒例の「1万人の第九」も今年は無観客開催を余儀なくされている。でも、そんな今だからこそ価値が増すドキュメンタリー映画がある。それが、他国では例を見ない日本での第九の浸透ぶりや、第九が歌い継がれていく姿に着目し、関西を代表する姫路第九合唱団、神戸フロイデ合唱団に密着。市民が第九と向き合う日常や、第九への思い、演奏会までの道のりを、姫路の四季の情景を織り交ぜながら描いたキム・ソヨン監督作『ルートヴィヒに恋して』だ。
関西では昨年2月、元町映画館での劇場公開を皮切りに連日満席を記録、地元の姫路ではシネコンでロングラン上映を果たし、大阪、京都、名古屋、そして今年は横浜シネマリンで関東初上映されていたが、緊急事態宣言による臨時休館により上映中断を余儀なくされた。しかし、12月12日(土)より『ルートヴィヒに恋して』が上映再開、1週間限定公開される。この度、上映再開する横浜シネマリンバージョンの新予告編が公開された。『ルートヴィヒに恋して』ファンの胸熱メッセージが満載の予告編で、作品への期待も高まるはず。
劇中では、風呂の中や車の中で自主練をする団員たちの涙ぐましい!?様子や、第九コンサートに向けての練習だけでなく、なぜ第九を歌いたいと思ったのかそれぞれの家族の歴史も紐解いていく。また、キム・ソヨン監督こだわりの姫路駅前で行われたフラッシュモブシーンも注目だ。
2019年1月、姫路で行われたプレミア上映の締めくくりに、第九が現在から未来まで歌い継がれる意味についてキム・ソヨン監督は
「ベートーベンが第九をこの世の中に投げかけることにより、みなさんが第九を歌っている。それがきっかけになって過去から現在、現在から未来まで歌い継がれるでしょう。ベートーベンがこの世の中に投げかけた第九という種は、人と人との間に生まれ、花を咲き、その花は人と人との間につながりを生み出しているのではないかと思います。そのつながりが皆さんの生を豊かにすることで、幸せを感じ、その幸せが回りに広がることで、家族が、社会が、世界が幸せになっていけば、憎しみから生まれる戦争というものも、いつかはなくなるのではないかなと、、、そんな夢を見てます。その時が来るまで、皆さん!第九を歌い続けてください! 」
と呼びかけた。本作を観て、ぜひ心の中でみなさんの第九を奏でてほしい。
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