チベット映画7本を含む地域色豊かな秀作が集結!特集上映「映画で旅する世界」、元町映画館で10/23より開催
今回が初劇場公開となる3作品を含むチベット映画7作品に、ボリビア、タイ、ブータン、ケニア、カザフスタン、マリ・エル共和国の計7カ国、13本を集めた特集上映「映画で旅する世界」が、10月23日より元町映画館で3週間に渡り開催される。
今回劇場初上映となるのは、チベット映画のパイオニア的存在であるペマ・ツェテン監督作。第12回東京フィルメックスグランプリ作『オールド・ドッグ』は、監督が「犬を通じてチベット族の現状を表現したかった」という衝撃作。
10/23(土)12:20の回上映終了後、チベット問題を描いた『ルンタ』の池谷薫監督によるトークも開催予定だ。他にも、第12回東京フィルメックスグランプリのモノクロ作品『タルロ』が上映される。
さらに『巡礼の約束』のソルタルジャ監督作品は、同作を含む4作を一挙上映。東チベットで生まれた英雄叙事詩「ケサル王物語」に若い男女の運命を重ねた最新作、『ラモとガベ(原題)』や、デビュー作の『陽に灼けた道』、そして『草原の河』を上映する。
なお、11/6(土)『草原の河』12:40の回上映終了後、字幕翻訳者/映像プロデューサーの松尾みゆきさんによるトークを開催予定だ。
また、今年の4月から東京や京阪神で上映され、標高4800メートルのルナナ村での暮らしぶりや主人公と子どもたちとの交流が熱い支持を得たブータン映画『ブータン 山の教室』(写真上)や、森山未來主演の日本、カザフスタン合作『オルジャスの白い馬』、若い二人の女性の愛を描き話題を呼んだケニア映画『ラフィキ:ふたりの夢』、マリ人女性24人によるロシアのオムニバス映画『神聖なる一族24人の娘たち』(写真下)などがラインナップ。
南米ボリビアのアンデス高地・ウユニ塩湖を舞台に先住民たちの生活を描く日本、ボリビア他合作の『パチャママの贈りもの』(写真上)では、10/24(日)14:30の回上映終了後に松下俊文監督の舞台挨拶を開催。
タイの名匠、アピチャッポン・ウィーラセタクン『世紀の光』(写真下)では、11/3(水・祝)14:40の回上映終了後に映像/アピチャッポン・ウィーラセタクン研究の中村紀彦さんによるトークを開催予定だ。
この秋、元町映画館が送るオリジナルの特集上映で、ミニシアターならではの多彩な土地の映画を体験してほしい。
チケットは当日一般1,500円、シニア(60歳以上)1,200円、学生・障害者1,000円他
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