ニー・ニー、池松壮亮ほか日中注目俳優が共演!名匠チャン・リュル監督が福岡・柳川を舞台にした『柳川』、第17回大阪アジアン映画祭オープニング作品に決定!
3月10日(木)から20日(日)に開催する、第17回大阪アジアン映画祭のオープニング作品に、中国・日本・韓国合作『柳川』(監督:チャン・リュル(張律))が決定した。『柳川』は3月10日(木)梅田ブルク7にて日本初上映される。
監督・脚本を手掛けたチャン・リュル監督は中国出身の朝鮮族で、これまで韓国映画を送り出し、ヴェネチア、カンヌ、ベルリンなど世界の映画祭で高く評価されてきた。日本でも『キムチを売る女』『慶州(キョンジュ) ヒョンとユニ』『春の夢』が劇場公開。もともと作家としてデビューを果たしていたチャン・リュル監督独特の詩情豊かな描写と、土地の歴史をさりげなく滲ませる作風は、韓国映画の中でも唯一無二の世界観を体現していると言えるだろう。本作は『福岡』に続く、日本を舞台にした第2作であり、中国出身だが韓国を中心に活動してきたチャン・リュル監督にとって『豆満江』以来11年ぶりの中国語映画となる。OAFFでは2019年の『群山:鵞鳥を咏う』以来の出品作が、見事オープニングを飾ることになった。
<作品紹介>
中年になり自分が不治の病であることを知ったドンは、長年疎遠になっていた兄・チュンを柳川への旅に誘う。柳川は北京語で「リウチュアン」と読み、2人が青春時代に愛した女性「柳川(リウ・チュアン)」と同じだった。20年ほど前、チュンの恋人だったチュアンは、ある日突然、姿を消してしまったが、今は柳川で暮らしているという。誰にも理由を告げずに消えた彼女の存在は、兄弟の中で解けない謎になっていた。2人は、柳川でついにチュアンと再会する。
チュアンを演じるのは、チャン・イーモウ監督の“金陵十三釵”(2011)でデビューを果たし、今や中華圏で絶大な人気を誇るニー・ニー(倪妮)。兄弟を演じるシン・バイチンとチャン・ルーイーは『空海 KU-KAI 美しき王妃の謎』でも共演している実力派俳優。さらに日本からは『アジアの天使』(OAFF2021クロージング作品)など国際共同制作作品にも積極的に参加している池松壮亮と、『君よ憤怒の河を渉れ』などで中国での圧倒的な知名度を誇る中野良子が出演。チャン・リュル監督にとって初めて中国人、日本人の人気スターを起用した作品でもある。2021年の平遥国際映画祭(開幕作品)と釜山国際映画祭で同日ワールドプレミア上映された注目作を、ぜひ味わってほしい。
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