痴漢にNO!連帯した女性たちが痴漢を撃退する短編映画『Bird Woman』、プチョン国際ファンタスティック映画祭に入選!


 世界3大ファンタスティック映画祭と称される韓国のプチョン国際ファンタスティック映画祭が7月7日から10日間、3年ぶりに通常開催となり、ラインナップが発表された。

そのインターナショナルコンペティション部門に、現在クラウドファンディングを実施中の、女性たちが連帯し痴漢を撃退する短編映画『Bird Woman』が見事入選し、同映画祭で世界初上映される。



海外でも通用する"Chikan(痴漢)"を題材に、100年に一度のパンデミックに見舞われる東京で、主人公トキが朱鷺(トキ)のマスクを着け、思いもよらぬ行動をとったことからはじまる女性たちの解放とエンパワーメントを、匿名性の負の部分にも踏み込みながら、鮮やか描いた痛快作。撮影では、オランダ・アムステルダムのマスクアーティスト、ダフネがデザイン、制作したユニークかつ、アバンギャルドなマスクを実際に装着し、CGやアニメーションを加えず実写でBIRD WOMANを誕生させている。




監督、主演は、『ナゴシノハラエ』の大原とき緒。NPO法人独立映画鍋の理事に就任し、女性が生きやすい社会の実現を目指すべく活動しており、本作も、年内から2023年に日本での劇場公開を予定している。

大原監督のプロジェクト立ち上げについてのメッセージはこちら

コロナ禍によって、社会的に弱い立場に追いやられていた人たちの姿が浮き彫りになりました。以前より声を上げていた人たちの声が、ようやく届くようになってきました。社会的に認知されていたにも関わらず、被害を受けた人たちが我慢し続けてきたことのひとつに痴漢があります。性犯罪であるにもかかわらず、軽視されてきた抑圧の一つです。今こそ、海外でもChikanとして認知されている痴漢をなくすよう声をあげる時ではないでしょうか。性暴力を無くすよう声をあげる時ではないでしょうか。声を上げることにより、対立を促すのではなく、老若男女国籍問わず生きづらさを感じている人たちを勇気づけるのではないでしょうか。


『Bird Woman』のこれからの展開を支援するクラウドファンディングは6月18日(土)まで実施中。ぜひ、多くの方に応援してほしい。