【女優シャリファ・アマニさんからメッセージ到着!】ヤスミン・アフマド監督作品でおなじみの女優アディバ・ヌールさん追悼上映を全国20劇場で開催


 マレーシア映画界のニューウェイブとして日本でも全作品が劇場公開や映画祭などで紹介され、今でも高い人気を誇るヤスミン・アフマド監督。51歳という若さで2009年に急逝後、日本での作品公開時にヤスミン監督との思い出を語ってくれたのが、『細い目』『グブラ』『ムクシン』のジャスミン三部作に出演したシャリファ・アマニさんや、ジャスミン三部作ではお手伝いのヤム役、ヤスミン監督の遺作となった『タレンタイム 〜優しい歌』ではアディバ先生を演じたアディバ・ヌールさんだった。


 マレーシアでは国民的歌手としての名声も高く、ヤスミン監督作品ではそのおおらかな存在感が映画の世界観を形作る影の立役者のような存在だったアディバさんが、2022年6月18日にヤスミン監督と同じく51歳の若さで旅立たれたことを受け、全国20館で追悼上映を行うことが決定。京都・出町座、東京・シアター・イメージフォーラムを皮切りに、巡回上映を行う。



 追悼上映されるのは、『タレンタイム 〜優しい歌』と『細い目』(劇場によって『ムクシン』も上映)。このアデイバさん追悼上映開催にあたり、シャリファ・アマニさんからのメッセージが到着した。メッセージが寄せられたのは、13年前に亡くなったヤスミン監督の命日である7月25日の、翌々日の7月27日。アマニさんのお話は自然と、奇しくも同じ51歳で亡くなったヤスミン監督とアディバさん、今は天国にいる二人に向けてのものに。

「再会できていますように。一緒に過ごしていますように。それから… 幸せでありますように。地上で私たちがベストを尽くすのを見守ってくれますように。二人をすぐにも抱きしめたい。私は、自分にできることをしっかりやって、人を大事に、人を愛して、人を助けて、ベストを尽くしたいと思っています。そしていつの日か二人と一緒になれますように」。

   がんを患っていることは自分の父親にさえ隠していたというアディバさん。アマニさんにとっては、ヤスミン監督作での「オーキッド」(アマニさん)とメイドの「ヤムさん」(アディバさん)として名コンビだったが、病気のことは全く知らず、突然の死だったと言う。

 私生活では6月に婚約したばかりで、年内に挙式の予定もあるアマニさん。悲しいけれど、今はヤスミンと二人、天国で微笑んでいるアディバさんに、これからも見守ってねとメッセージを送った。悲しみを堪えながらも、約5分間にわたって、たくさんの思い出を語ってくれたアマニさんのメッセージ動画は、アディバさん追悼上映を行う全国の映画館で上映される予定だ。

 アディバ・ヌールさん「追悼上映」全国巡回情報は、配給のムヴィオラ公式note、Twitterなど関連SNSで随時更新中。