ミニシアターとの連携企画も!インディーズ映画定額配信サービス「Cinema Discoveries」スタート
クラウドファンディングの支援金を登録したミニシアターに配分するミニシアター・エイド基金や、好きなミニシアターに鑑賞料金を支払える「仮設の映画館」他、各シアター独自の取り組みを始める等、ミニシアター支援の様々な施策が立ち上がる中、従来の動画配信サービスを、新しい視点の配信コンテンツで、付加価値を加え、ミニシアター支援に貢献する「Cinema Discoveries」がスタートした。
NetflixやU-nextなど大手配信サービスで検索しても出会えないインディ映画にフォーカス。つまり、今までミニシアターでかかってきたような映画を集め、月額1100円(税込)の定額で配信し、収益は制作者側に還元される仕組みだ。
初月の配信作品は、浅野忠信主演の『幼な子われらに生まれ』(三島有紀子監督)、ドラマでも大活躍の毎熊克哉が一躍脚光を浴びた作品『ケンとカズ』(小路紘史監督)、『愛がなんだ』以降監督作が相次ぐ、大人の恋愛映画の名手、今泉力哉監督の『こっぴどい猫』、実話をもとにした話題作『先生を流産させる会』(内藤瑛亮監督)、ルビー・モレノ×岸谷五朗の1993年を代表する傑作『月はどっちに出ている』(崔洋一監督)、オムニバス映画『21世紀の女の子』にも参加した松本花奈監督のゆうばり国際ファンタスティック映画祭2016で審査員特別賞、観客賞受賞作『脱脱脱脱17』、そして原一男監督が大阪・泉南アスベスト国賠訴訟の8年間を記録した大作『ニッポン国VS泉南石綿村』(原一男監督)他。
またミニシアターとの連携の第一弾は、名古屋のシネマスコーレ。同映画館で製作された10作品を、劇場再開までの期間限定で配信し、収益の全てを同劇場に還元するという。
配信作品は『アーリーサマー』(中村祐太郎監督) 、『運河の伝説』(ジョン・ウィリアムズ監督) 、『Canal try』(柳英里紗出演)、『せんそうはしらない』(神保慶政監督)、『NOBIDORANDO』(宮本杜朗監督)他。
会員になれば、映画批評家・編集者の夏目深雪さんや、ドキュメンタリー映画に造詣の深い映画批評の萩野亮さんをはじめとするキュレーターによる作品紹介や、監督に深く切り込む動画インタビューなど、コンテンツも充実している。ミニシアター支援にもなる動画配信サービスをぜひチェックしてほしい。
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