シネ・ピピア(宝塚)、6/1に営業再開!『ニュー・シネマ・パラダイス』『英国王のスピーチ』を4日間特別料金で上映
新型コロナウィルス感染拡大防止のため4月9日より臨時休館していた兵庫県宝塚市のシネ・ピピアが、緊急事態宣言解除を受け、6月1日(月)「映画サービスデー」より営業を再開する。再開記念特別上映として、6月1日から4日まで人生と映画と映画館への愛に溢れる永遠の名作『ニュー・シネマ・パラダイス』と、第83回アカデミー賞で作品賞を受賞したトム・フーパー監督作『英国王のスピーチ』を、それぞれ1000円の特別料金にて1日2回上映。他に、ポン・ジュノ監督の大ヒット作『パラサイト 半地下の家族』と、ケラリーノ・サンドロヴィッチさんの舞台「グッドバイ」を映画化した至福感に溢れるコメディ映画『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』も1日2回上映する(6月11日まで)。
6月5日からは、岩井俊二監督の最新作『ラストレター』、フランスが最も愛した作家ロマン・ガリの自伝小説を映画化した『母との約束、250通の手紙』、本格ミステリー『9人の翻訳家 呪われたベストセラー』を上映再開する(6月11日まで)他、夫の死後自分のための一歩を踏み出した英国老婦人に勇気をもらえる感動作『イーディ、83歳 はじめての山登り』が公開。以降も、『さよならテレビ』『レ・ミゼラブル』『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』『スウィング・キッズ』と話題作が公開待機中だ。
臨時休館期間中は、ミニシアター・エイド基金や、Save our local Cinemaプロジェクト等の団体プロジェクトには参加したものの、個別でのクラウドファンディングや寄付などは募らなかったというシネ・ピピア。6月1日以降はシネ・ピピアの窓口にて「シネ・ピピア<エール>ギフト」(10000円)を販売し、支援を募る。内容はシネ・ピピア鑑賞券5枚と、中辻悦子さんデザインの特製エコバック(3種類から1点)。また、4月にオンラインで1週間限定販売され、再販の声が多かったSave our local Cinemas Tシャツ(3000円、サイズはS/M/L/XL)も販売する。
シネ・ピピアでは営業を再開するにあたり、座席を隔席ごとに取り外して両隣の席は利用できないようにし、ロビーの椅子を一部撤去、入り口にアルコール消毒薬を設置、受付に飛沫防止シートを設置するなど新型コロナウィルス感染予防対策を講じている。来場者にはインターネットや窓口でのチケット事前予約を推奨する他、劇場入り口でアルコール消毒液での手指消毒(チケット発券機利用の場合は、利用前にも)、手洗い、咳エチケット、場内での食事を控える、床に荷物を置くのを極力控える等を呼びかけている。マスク不着用や発熱、咳などの症状がある場合、検温(体調不良と思われる人)により37.5 度以上の場合は入場を断る。
昨年10月に20周年を迎えたばかりでさらに飛躍をという時に無念の臨時休館となったが、5月中に再開するミニシアターが相次ぐ中、高齢者のお客様が多いことにも配慮しての感染予防対策を講じ、満を持して再スタートを切る。シネ・ピピア横のカフェ「バグダッドカフェ」、中山連山と初夏の景色を堪能できるテラスと共に、シネ・ピピアでの映画鑑賞体験を楽しんでほしい。
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