「イスラーム映画祭5」8/22より名古屋シネマテーク、9/19より元町映画館で開催決定!
4月開催予定から延期になっていた、今年で早5回目を迎える「イスラーム映画祭5」が、8月22日(土) から 28日(金)まで名古屋シネマテーク(名古屋篇)、9月19日(土) から 25日(金)まで神戸・元町映画館(神戸篇)で開催決定した。
今回の映画祭では、特別上映として、預言者ムハンマドを祖とする“イスラームの起源”を描き、1977年に『ザ・メッセージ 砂漠の旋風』の題で公開されたアメリカの歴史大作の、キャストがまったく異なる“幻のアラブ版”『アル・リサーラ/ザ・メッセージ アラブ・バージョン/Al-Risalah』を日本初上映する。
また、アフリカ北西に位置し、1975年にスペインからの独立過程で隣国モロッコの侵攻を受け、以来40年以上にわたり占領され続けている「西サハラ」の抵抗運動を描いたドキュメンタリー映画『銃か、落書きか』を同じく初上映。西サハラを題材とした映画が劇場公開されるのは極めて貴重な機会となる。
これまでに引き続き「シリア危機」や「パレスチナ問題」など、ますます混迷の度合いを深めるイスラーム発祥の地、中東の問題を様々な視点で描いた作品のほか、かつて20世紀初頭に中東から南米に移住したムスリム移民の足跡を追うドキュメンタリー映画など、多彩なラインアップとなっている。
さらにアンコール上映として、過去4回の映画祭からとくに話題を呼んだ作品
・『神に誓って』 (イスラーム映画祭2015)
・『私たちはどこに行くの?』 (イスラーム映画祭2)
・『アブ、アダムの息子』 (イスラーム映画祭3)
・『わたしはヌジューム、10歳で離婚した』 (イスラーム映画祭4)
をラインナップ、まさに5年間の集大成と呼べる内容となっている。
コロナ禍で、各劇場とも感染予防対策に万全を期す中、席数を減らしての開催となるが、トークセッション共々、多様な文化や社会背景に触れることができる「イスラーム映画祭5」をぜひ、楽しみにしてほしい。
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