2019.03.23 12:09伝説のバーテンダー、井山さんの人柄や、バーに酔いしれてもらいたい。 『YUKIGUNI』渡辺智史監督インタビュー ジャパニーズスタンダードカクテルとして、世界中で愛される「雪国」を考案し、90歳を超えた今も現役バーテンダーとして山形県酒田市の店に立つ井山計一さん。その人生に迫るドキュメンタリー『YUKIGUNI』が、3月22日(金)よりテアトル梅田、4月6日(土)より第七藝術劇場、元町映画館、京都シネマ他で全国順次公開される。
2019.03.20 13:17私の作品では常に理想の世界を見つめたい。 『ビリーとエマ』サマンサ・リー監督インタビュー第14回大阪アジアン映画祭特集企画《ニューアクション! アジア》出品作として海外初上映されたフィリピン映画『ビリーとエマ』。大阪アジアン映画祭2017では長編デビュー作『たぶん明日』“BAKA BUKAS”を携えて来阪。20代のレズビアン女性の恋と日常を瑞々しい映像でスタイリッシュに描き、LGBTQ映画に新風を巻き起こした。 &...
2019.03.19 15:14この映画はマニラへのラブレター、マニラの街を人格化したアイリーンが男たちを惹きつける。『視床下部すべてで、好き』ドウェイン・バルタザール監督インタビュー 第14回大阪アジアン映画祭コンペティション部門出品作として日本初上映されたフィリピン映画『視床下部すべてで、好き』。海外の映画祭で評価を得ているドウェイン・バルタザール監督の長編2作目で、マニラの街で、それぞれの欲望を抱えて生きる4人の男たちの群像劇だ。男たちの前に登場する女性、アイリーンが、彼らの欲望を刺激し、それぞれの妄想を掻き立てる...
2019.03.19 07:19少女が現実の大人の世界を知るという過程は、一つの旅のようなもの。 『過ぎた春』(『THE CROSSING ~香港と大陸をまたぐ少女~』)バイ・シュエ監督インタビュー第14回大阪アジアン映画祭コンペティション部門出品作として日本初上映された中国映画『過ぎた春』。バイ・シュエ監督の初長編作となる本作は、父親が香港人、母親が中国人の高校生ペイペイが、深圳から国境を越えて香港の高校に通うところから始まる。二つのアイデンティティを持つペイペイが、友人関係、親子関係の中で揺れ動き、大人のダークな世界に足を踏み入...
2019.03.18 09:48私たちの世代で当たり前の悩みを、他の世代に知ってもらいたい。 『アワ・ボディ』ハン・ガラム監督、主演チェ・ヒソさんインタビュー第14回大阪アジアン映画祭コンペティション部門出品作として日本初上映された韓国映画『アワ・ボディ』。ハン・ガラム監督の韓国国立映画アカデミー卒業制作作品であり、初長編作品の本作は、チェ・ヒソ(『金子文子と朴烈』)を主演に迎え、親の期待に押しつぶされそうな31歳の主人公チャヨンが、ジョギングをする若きヒョンジュと出会い、心も体も変化していく...
2019.03.18 05:30女性の観点から「私たちはNOと言える」ことがとても大事 『美麗』ジョウ・ジョウ監督、主演 チー・ユンさんインタビュー 第14回大阪アジアン映画祭コンペティション部門出品作として日本初上映された中国映画『美麗』。ジョウ・ジョウ監督の初長編作品となった本作は、新星チー・ユン演じる主人公メイリーが、ガールフレンドと幸せになることを願って懸命に生きるにも関わらず、様々な困難が訪れ、悲劇の運命をたどるヒューマンドラマだ。臨場感あふれるカメラワークで、ガールフレンド...
2019.03.18 05:11こういう人間の在り方、エネルギーの在り方があると思って観てほしい。 『シャルロット、すさび』岩名雅記監督インタビュー 在仏の舞踏家で映画作家の岩名雅記による長編最新作、『シャルロット、すさび』が、3月23日(土)よりシネ・ヌーヴォ(大阪・九条)で公開される。16年かけて構想したという本作は、フランスと日本で撮影を敢行。妻が自死し、失意のパフォーマーのカミムラ(成田護)と、パリの板ガラス屋で出会う朝子(高橋恭子)とのラブストーリーから始まり、物語は時空や場...
2019.03.07 10:40不可能を可能にする主人公、アゴスティーノに自分を重ねて 『山〈モンテ〉』アミール・ナデリ監督インタビュー イラン映画の巨匠、アミール・ナデリ監督が、全編イタリアロケを敢行し、呪われた土地で家族と生き続けるため、山と対峙する男を描いたヒューマンドラマ『山〈モンテ〉』。敬愛する巨匠、黒澤明監督の撮影手法を踏襲し、イタリアの文化を取り入れながら、主人公、アゴスティーノ一が、非常に困難な状況に置かれながらも、生き残るために山を削る姿は、一見無謀に見え...
2019.03.02 14:32双葉町の人たちを避難者ではなく移民と捉え、盆唄を通して希望を描く 『盆唄』中江裕司監督インタビュー 『ナビィの恋』などの中江裕司監督が、東日本大震災後、福島県双葉町から避難しながらも、盆唄の継承に奮闘する太鼓の名手や歌い手たちに密着。福島からハワイに移住した日系移民の子孫たちとの交流を通して、盆唄をハワイで継承する試みや、江戸時代富山から福島にやってきた相馬移民の歴史をも紐解く壮大なドキュメンタリー『盆唄』が、2月22日より...
2019.02.21 11:50主人公は秋葉原の交差点。ジャ・ジャンクーのように、街の中で生きる人たちの映画を作りたかった。 『Noise』松本優作監督インタビュー2008年に無差別殺傷事件が起きた秋葉原。今もポップカルチャーの聖地として様々な人が行き交うこの場所を舞台に、殺傷事件で母を亡くした地下アイドル、ひとり親の父と不仲な女子高生、母の借金で人生が狂わされていく配達員の夢と葛藤を描いたビビッドなヒューマンドラマ『Noise』が、3月1日(金)からテアトル新宿、3月29日(金)からシネ・リーブル...
2019.01.11 04:28華やかに見える移民モデルの窮状に着想を得たサバイバルストーリー 『MOST BEAUTIFUL ISLAND』監督、脚本、主演アナ・アセンシオさんインタビュー 世界から移民が集まる街ニューヨークは、アーティスト、俳優、モデルの卵など、才能や容姿に恵まれた人が集まる場所でもある。そんなニューヨークに移民として不法滞在している女性が、モデルのルームメイトの勧めでドレスアップし、高額バイトに向かうが、それはニューヨークセレブたちがあるゲームを行う場だった・・・。スペイン出身のアナ・アセンシオさんが監督...
2019.01.06 14:33日本とミャンマー、二つに分かれた家族を子どもの視点で綴る。 『僕の帰る場所』藤元明緒監督インタビュー在日ミャンマー人家族の実話をもとに、日本とミャンマーに分かれて暮らすことになった家族の物語を、子どもの視点で綴るヒューマンドラマ『僕の帰る場所』が、2月15日(金)からシネ・リーブル梅田で公開される。本作が長編デビュー作となる藤元明緒監督が自ら脚本も手がけ、ミャンマー人キャストは全て演技経験のない素人を起用。ワールドプレミア上映となった第...