映画を愛する全ての人たちへ。なら国際映画祭呼びかけの映像プロジェクトTREHUNJECT(トレハンジェクト)第1弾公開


 2020年9月18日から5日間に渡り開催が予定されている、なら国際映画祭。新型コロナ禍で映画制作や映画祭の現場も新しいあり方が模索される中、同映画祭の呼びかけにより実現したトレハンジェクト第一弾と、3.11 A Sense of Home Films が本日から映画祭公式Youtubeチャンネル映画祭公式Vimeoページで公開されている。ソーシャルディスタンスによって会えない、映画館に行けない、撮影できない、映画が大好きな人たちと映像で繋がりたいという思いを形としたというトレハンジェクト第一弾には、なら国際映画祭エグゼクティブディレクターで、最新作『朝が来る』がカンヌ国際映画祭公式作品【CANNES 2020】に選出されたばかりの河瀬直美監督、桃井かおり、永瀬正敏、NARAtive2020『再開の奈良』のポンフェイ監督をはじめ、同映画祭ゆかりの映画関係者11名が参加。映画への思い、自身の宝物を数珠つなぎで伝えている。第2弾は、別所哲也、加藤雅也、行定勲監督、アリエル・ロッター監督などが参加、 6月 11日に配信予定だ。


■TREHUNJECT(トレハンジェクト)とは

 なら国際映画祭にとってかけがえのない人たちと、映画を愛する全ての人たちへ想いを繋げたいという思いから企画されたTREsure( 宝 )HUNting (探し )ProJECT (プロジェクト)。これまで映画祭に来場した映画関係者に、「あなたの宝物」として、映画を作る上で影響されるもの、あなたの心が思う宝物を5 ~15 秒でビデオ撮影してもらい、一つの映像にまとめている。



■3.11 A Sense of Home Films とは

 2011 年の東日本大震災を受けてなら国際映画祭が各国の映画監督に呼びかけ、全世界から、『みつばちのささやき』のビクトル・ エリセ、『パラサイト 半地下の家族』のポン・ジュノなど、名だたるアーティストの作品が集結。1本、3 分 11 秒ずつ 21 名の作品を 繋いで一本の作品としたもの。9年前に作られた 3.11 A Sense of Home Films をなら国際映画祭のホームぺージ上で改めて公開することにより、映画という愛に魅せられた同じ仲間同士が、コロナウイルスの試練を乗り越え、世界が再び繋がれるようとの思いで、今回公開されることになった。