京都みなみ会館、6/8営業再開!『ヤング・アダルト・ニューヨーク』上映や『音楽』コラボTシャツ販売も。


 新型コロナウィルス感染拡大防止のため4月17日より臨時休館していた、京都みなみ会館が、緊急事態宣言解除を受け、6月8日(月)より営業を再開する。新型コロナウイルス感染予防対策を充分に行う他、当面は時間短縮での営業とし、座席制限を行う。


 同館の吉田由利香支配人は、臨時休館前から来館者数が激減し、経営危機に陥りそうな現状に対し、いち早くオリジナルTシャツで支援を募る「Save our local Cinemasプロジェクト」を発案。参加した関西ミニシアター13館のロゴが背中にあしらわれた吉田さんのデザインも話題を呼び、Tシャツ13,227枚と多数の寄付が寄せられた。ミニシアター・エイド基金締め切り前日のライブ配信ではリモート参加し、森崎ウィンらと若い世代が行きたくなるような映画館についてのトークを展開。関西ミニシアターと映画ファンを繋ぐ役割を果たしたことは間違いない。


 うたに苦手意識を持っていた“ろう”の写真家が、息子が誕生したことをきっかけに、うたと出会うまでを記録したドキュメンタリー『うたのはじまり』で上映再開。他に、ベトナム伝統芸能を織り交ぜ、男二人の魂の共鳴を描いたヒューマンドラマ『ソン・ランの響き』、アヌシー国際アニメーション映画祭2020長編コントルシャン部門ノミネート、音楽に出会った時の初期衝動がみなぎる大人気アニメーション映画『音楽』、ダニエル・グレイグ主演のハイテンションミステリー『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』、アダム・ドライバー、ジョナサン・プライス主演で贈るテリー・ギリアム監督30年がかりの渾身作『テリー・ギリアムのドン・キホーテ』、そして旧作からノア・バームバック監督のブルックリンを舞台にしたラブコメディ『ヤング・アダルト・ニューヨーク』を上映する。音楽に溢れ、さながら「ハイテンション映画祭」のような、観た後元気になれる映画がラインナップされている。

 映画『音楽』再上映を記念して、原作者、大橋裕之による描き下ろしイラストをプリントした『音楽』×京都みなみ会館コラボTシャツも販売される。サイズはS・M・L・XLで、価格は2500円(税込)。売り上げから必要経費を除いた全額が同館に支援として寄付される仕組みだ。また、Save our local Cinemas Tシャツも白地に黒文字の劇場販売版が登場。サイズはS・M・L・XLで、価格は3000円(税込)。名物のオールナイト上映はしばらくお預けだが、この夏はコラボTシャツや支援Tシャツを着て、ぜひリニューアルして1周年を迎える京都みなみ会館で、映画を味わってほしい。