おおさかシネマフェスティバル2021が受賞者を発表、主演賞に石橋蓮司、松本穂香、ワイルドバンチ賞に『ひとくず』。2年連続の中止に存続をかけて寄付を募集中。
毎年春に開催され、今年で45周年となる映画ファンのための映画まつり「おおさかシネマフェステイバル2021」の受賞者が発表され、日本映画作品賞に『罪の声』、外国映画作品賞に『パラサイト 半地下の家族』が選ばれた他、主演男優賞には19年ぶりに『一度も撃ってません』で主演を果たした名優石橋蓮司、主演女優賞には『君が世界のはじまり』『みをつくし料理帖』で2年連続となる松本穂香が受賞した。また、昨年『半世界』で監督賞を受賞した阪本順治監督も『一度も撃ってません』で2年連続監督賞の受賞となった。
大阪出身の映画人が躍動した2020年、『罪の声』からは宇野祥平が助演男優賞を、『無頼』の柳ゆり菜が助演女優賞を受賞。新人男優賞には『佐々木、イン、マイマイン』の脚本も務めた主演、細川岳、新人女優賞では『ミッドナイトスワン』の服部樹咲と共に、大阪が舞台の『鬼ガール!!』より、井頭愛海が受賞を果たしている。また、アメリカで映画を学び、第69回ベルリン国際映画祭パノラマ部門にて日本人初の観客賞と国際アートシネマ連盟賞の2冠を果たしたHIKARI監督が新人監督賞を受賞した。
さらに同映画まつりの精神を色濃く反映させる、今後を期待される大阪・関西拠点に映画制作活動する若い層を激励するワイルドバンチ賞には、現在もアンコール上映で満席続出中の『ひとくず』(企画・監督・脚本・主演:上西雄大)が選ばれた。
受賞者発表と合わせて、2年連続の中止が発表された「おおさかシネマフェステイバル2021」では、映画まつりの存続に向けての寄付ページをオープン。毎年受賞者や来場者に配布している映画まつりのパンフレットにお名前記載ができる支援も募集中だ(お名前記載の締め切りは2月19日15時まで)。
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