2019.02.21 11:50主人公は秋葉原の交差点。ジャ・ジャンクーのように、街の中で生きる人たちの映画を作りたかった。 『Noise』松本優作監督インタビュー2008年に無差別殺傷事件が起きた秋葉原。今もポップカルチャーの聖地として様々な人が行き交うこの場所を舞台に、殺傷事件で母を亡くした地下アイドル、ひとり親の父と不仲な女子高生、母の借金で人生が狂わされていく配達員の夢と葛藤を描いたビビッドなヒューマンドラマ『Noise』が、3月1日(金)からテアトル新宿、3月29日(金)からシネ・リーブル...
2019.02.13 23:12『ザ カオティックライフ オブ ナダ・カディッチ』マルタ・エルナイス・ピダル監督、スカイプトークで主人公母娘との出会い、ボスニア舞台の映画制作秘話を明かす@次世代映画ショーケース2019ベルリン国際映画祭フォーラム部門で世界初上映後、なら国際映画祭で日本初公開されたマルタ・エルナイス・ピダル監督の長編デビュー作『ザ カオティックライフ オブ ナダ・カディッチ』が、シネ・ヌーヴォで開催中の「次世代映画ショーケース2019」で上映された。
2019.02.11 06:34『21世紀の女の子』女の子たちが蒔いた”種”は、未来に繋がる山戸結希監督(『溺れるナイフ』)が企画・プロデュースした女性監督による短編オムニバス。井樫彩、枝優花、加藤綾佳、坂本ユカリ、首藤凜、竹内里紗、玉川桜、夏都愛未、東佳苗、ふくだももこ、松本花奈、安川有果、山中瑶子、金子由里奈(公募枠)と総勢15名の作品を2時間で堪能できる、まさに事件のような作品だ。女性監督によるオムニバスといえば、思い出さ...
2019.02.07 13:24『ノーザン・ソウル』誰も知らないレコードを探せ!70年代イギリス、若者が熱狂した音楽ムーヴメントに迫る青春映画かつて自分がうねりの最中に身を置き、時代の大きなムーヴメントの中で友情、恋、そして挫折を体験した経験から、青春音楽映画を作る映像作家は結構多い。今年1月に公開された『マイ・ジェネレーション ロンドンをぶっとばせ!』は、名俳優のマイケル・ケインが、自ら体験したロンドンの60年代を振り返り、そこで花開いたカルチャーや、ロンドンからアメリカに音...
2019.02.03 12:11「女性同士だから共有できた」菜 葉 菜、難役に挑んだ甲斐監督の撮影を振り返る。『赤い雪 Red Snow』舞台挨拶@元町映画館永瀬正敏、菜 葉 菜のW主演で、人間の記憶の曖昧さ、摺り替えを根底に潜ませた重厚なサスペンス『赤い雪 Red Snow』が2月2日(土)より元町映画館で絶賛公開中だ。オリジナル脚本となる本作で長編デビューを果たした甲斐さやか監督と、主演の永瀬正敏、菜 葉 菜が公開2日目となる2月3日(日)の上映後に登壇し、満席の観客から大きな拍手で迎えら...
2019.02.02 07:07『台北暮色』今を生きる若者たちの目線で描く、色とりどりの台北約30年の時を経て、2017年に日本初公開されたエドワード・ヤンの『台北ストーリー』(85)。80年代に急成長を遂げていく台北の勢いや、そこで働くヒロインたちの迷いを吹っ切って働く姿を焼き付けると同時に、都会で生きる様々な境遇の人々にも光を当て、夜の街の景色が彩りを添えた。この『台北暮色』(原題 MISSING JOHNNY)は、『台北ス...