2021.12.28 05:50「私たちは悶え神になるしかない」『水俣曼荼羅』原一男監督インタビュー 前々作の『ニッポン国VS泉南石綿村』で大阪・泉南地域の石綿工場の元労働者とその家族がアスベスト集団訴訟を起こし、国と闘う姿に密着した原一男監督。その最新作は15年に渡り水俣病問題や水俣病訴訟の取材を重ね、5年の編集期間を経て完成させた、水俣病問題の今を描く『水俣曼荼羅』だ(2022年1月2日から第七藝術劇場、1月28日からアップリンク京...
2021.12.18 12:22「よくわからないものにも魅力がある」『あらののはて』長谷川朋史監督インタビュー 俳優や舞台演出などを手がけるメンバーが結成した自主映画制作ユニット・ルネシネマ。その長編第2作『あらののはて』が12月17日より、京都みなみ会館にて公開されている。 門真国際映画祭2020では最優秀作品賞を含む三冠に輝き、うえだ城下町映画祭第18回自主映画コンテストでは審査員特...
2021.12.10 14:21「自分が正しいと思っていることが無意識に誰かを傷つけてしまうことは多い。一歩立ち止まるきっかけになれば」『愛のくだらない』野本梢監督インタビュー 多くの人が生きづらさを抱える現代で約10年間に渡り、人々に寄り添う作品を発表し続けてきた監督・野本梢。彼女の長編2作目であり、初期作からの常連・藤原麻希が主演を務めた長編映画『愛のくだらない』が、現在、大阪・シアターセブンほかで上映中(12/17上映終了)、元町映画館では1月29日(土)より1週間上映、京都みなみ...
2021.12.06 09:26羽根に傷を負った白鳥と、白鳥を見守り続ける男性の日常を丹念に追った富山発のドキュメンタリー『私は白鳥』槇谷茂博監督インタビュー 市議の政務活動費不正受給問題に迫り、大反響を巻き起こしたドキュメンタリー映画『はりぼて』制作のチューリップテレビ。その最新作となる『私と白鳥』は、白鳥の飛来地として知られる富山の豊かな自然と、そこで生きる人と白鳥の姿を通して命の愛おしさを感じられるドキュメンタリー映画だ。 監督は、チューリップテレビの槇谷茂博。組...