次世代映画ショーケース2021、2月26日より京都みなみ会館、元町映画館、出町座、シネ・ヌーヴォで週替わり巡回上映


 京阪神のミニシアターで、次世代を担うインディペンデント映画作家の作品を特集上映する《次世代映画ショーケース》。劇場支配人の注目作を一挙上映し話題を呼んだ2019年2~3月開催の第1回に続き、大阪のシネ・ヌーヴォ、神戸の元町映画館、京都の出町座と共に京都みなみ会館も揃い、よりスケールアップする。新型コロナウィルスの影響で2020年の開催は断念したが、2月26日より3月26日まで週替わりで4会場を巡る《次世代映画ショーケース2021》では、劇場未公開作、関西未公開作を含む、近年のインディペンデント映画を一挙24本上映。関西ミニシアターから発信するインディペンデント映画のニューウェイブたちに、ぜひ出会ってほしい。


上映作の一部をご紹介すると、

『アウトゼア』伊藤丈紘監督

台湾現代史と家族の記憶を絡めて描く日台合作は、日本と台湾を舞台に、アイデンティティを探し求める青年を映し出したドキュメンタリー・フィクション。



『おばけ』中尾広道監督

映画を撮り続ける主人公を中尾監督自身が演じ、男を見守る星の声をお笑いコンビ「金属バット」の小林圭輔と友保隼平が務めるヒューマンドラマ。PFFアワード2019グランプリ、第20回TAMA NEW WAVE特別賞受賞作。



『千古里の空とマドレーヌ』

《次世代映画ショーケース2019》では『願いと揺らぎ』が上映された我妻和樹監督最新ドキュメンタリー。東日本大震災からかろうじて損壊を逃れたペンションの厨房でお菓子づくりに専念するパティシエの長嶋涼太さんとその家族に密着し、復興への道のりを描き出す。


他にも、吉開菜央特集や金子由里奈作品集、山中瑶子監督の才能を世に知らしめたハイパー青春映画『あみこ』と最新短編『魚座どうし』の2本を上映する山中瑶子作品集や、次世代映画ショーケース2019で上映された『鉱 ARAGANE』を当時休館中で上映が叶わなかった京都みなみ会館で再上映する。また元町映画館のみの柳英里紗作品集など、各映画館ごとに個性をだしたラインナップも見逃せない。

スケジュールは公式サイトでチェック!