【なら国際映画祭2020】若い人材を育成するコンペ2部門を期間延長で募集

 9月18日(金)〜22日(火祝)開催予定の「なら国際映画祭 2020 」(※場合により延期開催も検討)では、世界各国の才能あふれる若手映像作家の発掘の場である「インターナショナルコンペティション部門」、学生映像作品を扱うプログラム「NARAwave 2020」応募作品を、5月15日(金)まで期間延長で募集中だ。

 「なら国際映画祭」は、平城遷都1300年目となる2010年、映画作家の河瀨直美をエグゼクティブ・ディレクターに迎えてはじまり、2年に1度開催される映画祭の企画運営の他、国内外の若手監督と奈良を舞台とした映画制作や、こども・海外学生とのワークショップ、奈良市内を移動する映画館「ならシネマテーク」など、映画の魅力を伝える数々のプロジェクトを実施している。



 中でも、学生によるオリジナル映像作品が対象の「NARAwave」では、過去に小田香監督(『ノイズが言うには』で、なら国際映画祭2012"NARA-wave"観客賞を受賞)、工藤梨穂監督(『オーファンズブルース』で、なら国際映画祭2018"NARA-wave"ゴールデンKOJIKA賞(最高賞)と観客賞をW受賞)をはじめ、国内外の才能あふれる若手映像作家を発掘、その若手映像作家たちの活躍をサポートしてきた。 

 新型コロナウィルスの影響で、卒業制作作品の発表の場を失ってしまったという声も多い中、同映画祭では「エンターテイメントは人々に夢や希望を与えるものと信じています。なら国際映画祭は、開催をあきらめないで準備を進めていますので、発表の場を失った学生の方にもぜひ応募してもらいたい」と呼びかけている。