2021.11.20 00:35「現実離れした作風を大切にしながらも人間ドラマをしっかり描きたい」『彼女はひとり 』中川奈月監督インタビュー インディーズ映画界の登竜門としても知られる田辺・弁慶映画祭の2019年(第13回)コンペティション部門で、主演の福永朱梨が俳優賞を獲得した映画『彼女はひとり』。中川奈月監督が立教大学大学院の修了制作として手掛けた本作は脚本の完成度の高さから黒沢清作品などで撮影監督を担当してきた芦澤明子が参加し、第15回SKIPシ...
2021.11.17 09:33「ポストコロナ時代のヒントがたくさんある」アジア9カ国のキャストが大阪・キタで行き交う唯一無二の群像劇『COME & GO カム・アンド・ゴー』リム・カーワイ監督インタビュー シネマドリフター(映画漂流者)、リム・カーワイ監督の『新世界の夜明け』『FLY ME TO MINAMI - 恋するミナミ -』に続く大阪3部作の完結編、『COME & GO カム・アンド・ゴー』が11月19日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、12月3日(金)よりテアトル梅田、12月4日(土)よりシネ・ヌーヴォ、12月10...
2021.11.11 13:32自然とともに生きるアマゾンの先住民、シュアール族の暮らしと伝統を情感豊かに描く『カナルタ 螺旋状の夢』太田光海監督インタビュー アマゾンにある先住民、シュアール族の村で、自然と共に自給自足する人々の暮らしやその人生哲学に迫るドキュメンタリー映画『カナルタ 螺旋状の夢』が、11月19日(金)より出町座、11月20日(土)よりシネ・ヌーヴォ、元町映画館にて公開される。 監督は、イギリス・マンチェスター大学で映像人類学の博士号を取得した太田光海。卒業制作として1年間ア...
2021.11.09 11:34「基本的に編集でなんとかしようと思わないんです」。「映画の術(すべ) カンヌ2021受賞記念凱旋上映」の大江崇允、『適切な距離』と『ドライブ・マイ・カー』を語る。 カンヌ国際映画祭で日本映画初の脚本賞に輝いた『ドライブ・マイ・カー』。濱口竜介監督と共同脚本で監督補としても同作を現場で支えていた大江崇允の名前を見て歓喜した人も多かったのではないだろうか。 初監督作『美しい術』(09)でCINEDRIVE2010監督賞を受賞、2作目となる『適切な距離』(11)は第7回CO2グランプ...
2021.11.08 03:34『我が心の香港~映画監督アン・ホイ』香港で”映画を続ける”人生に迫る 今年の大阪アジアン映画祭のオープニング作品として上映された『我が心の香港~映画監督アン・ホイ』が、映画祭での上映から1年以内に日本で劇場公開される。これは異例の速さだ。原題は"Keep Rolling"、そして映画祭タイトルは『映画をつづける』だった。一人の映画監督を追ったドキュメンタリー映画にとどまらず、どんなに困難な時でも「映画を撮...
2021.11.07 10:56「愛を求めるのはとても尊いこと」 念願の万田邦敏監督作品をプロデュース、主演した『愛のまなざしを』杉野希妃さんインタビュー 第21回東京フィルメックスオープニング作品になった鬼才、万田邦敏監督(『接吻』『UNloved』)の愛憎サスペンス『愛のまなざしを』が、11月12日よりイオンシネマ シアタス心斎橋、テアトル梅田、出町座ほか全国順次公開される。 監督、出演の長編デビュー作『マンガ肉と僕』をはじめ、国を超えて意欲的な映画制作を行っている杉野希妃が、本作をプ...
2021.11.05 22:47「東出昌大が佐藤泰志に見えた」『草の響き』斎藤久志監督インタビュー 北海道函館市にある映画館・シネマアイリスが企画・プロデュースを務めた佐藤泰志の小説、五度目の映画化。東出昌大・奈緒・大東駿介といった実力派キャストと映画初出演となるKaya・林裕太・三根有葵の三人が共演した映画『草の響き』が、アップリンク京都(11月11日終了予定)、シネリーブル神戸ほか全国で公開中。シアターセ...