2021.09.30 12:11井之脇海、初主演作は「ピアノと一緒だから乗り越えられた」と感無量。 『ミュジコフィリア』完成披露試写会舞台挨拶を開催。 数多くのファンを持つ漫画家・さそうあきらによる、音楽への深い愛情と知識に裏打ちされた<音楽シリーズ三部作>の完結作が、全編京都ロケで映画化。『太秦ライムライト』脚本、プロデュースの大野裕之と、『時をかける少女』(10)の谷口正晃監督がタッグを組み、古都の佇まいの中で、自分たちの音楽を求めて葛藤する学生たちとその成長を描いた青春群像劇、『...
2021.09.26 02:36「皆さんの内臓を躍らせたい!」注目の吉開菜央特集:Dancing Films、スペシャルトークでその真髄を語る 関西では2月から3月にかけて開催された次世代映画ショーケース2021で特集上映されて以来となる、振付家、ダンサーとしても活躍する吉開菜央監督の中編・短編計6作品を集めた特集上映、「吉開菜央特集:Dancing Films」が9月24日(金)〜10月7日(木)まで出町座(京都)、9月25日(土)~10月1日(金)まで元町映画館で絶賛公開中...
2021.09.22 13:21『アイダよ、何処へ?』家族を助けたい!国連軍通訳者の母の視点で描くボスニア集団虐殺 『サラエボの花』(06)では、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争下で悲痛な体験をしたボシュニャク人女性が、その後シングルマザーとなって娘を育てる中、自らのトラウマと向き合えるようになるまでを描うたヤスミラ・ジュバニッチ監督。『サラエボ、希望の街角』(10)を経て、10年ぶりの最新作『アイダよ、何処へ?』では、ついにボスニア・ヘルツェゴビナ紛争...
2021.09.22 08:36『MINAMATA―ミナマタ―』アウトサイダーが切り取った人々の苦しみと人間の尊厳 世界はもちろんのこと、日本でも不動の人気を獲得しているジョニー・デップ。私もファンの一人だが、そのジョニーが日本の四大公害病の一つ、水俣病を題材にした映画をプロデュースすると知り、ロケ中の動向も含めて注目していた。昨年2月に開催されたベルリン国際映画祭で世界初上映され、その記者会見ではジョニー・デップや真田広之、美波といったキャストに加...
2021.09.21 01:49『クーリエ:最高機密の運び屋』キューバ危機を救った男たちの友情と葛藤、平和への志 第二次世界大戦後、冷戦時代を迎え、CIA(アメリカ中央情報局)やMI6(英国秘密情報部)、そしてKGB(ソ連国家保安委員会)などの諜報機関による人的なスパイ活動を題材として映画化された例は数多い。今なら、ハッカーが幾重ものセキュリティ対策をかいくぐり、インターネット上の重要機密をハッキングするケースが大半ではないかと思うが、なにせインタ...
2021.09.19 14:58入江悠監督、”ちくわ弁当”片手に「ミニシアターだからできること」を語る。『シュシュシュの娘』舞台挨拶 コロナ禍で苦境に立たされたミニシアターを、映画を作り、上映することで応援したい。そんな気持ちで『SRサイタマノラッパー』シリーズ以来10年ぶりとなる自主映画製作に挑んだ入江悠監督最新作、『シュシュシュの娘』が、8月21日から全国公開中だ。8月11日の全国一斉プレミア試写会を経て、9月18日から公開中の元町映画館で、...
2021.09.18 23:42『由宇子の天秤』あなたに突きつけられる現代版"羅生門"の誕生 低予算映画『かぞくへ』の優れた内容で、映画ファンや日本映画界の関係者から絶大な支持を受けた春本雄二郎監督。その長編第2弾となり、第71回ベルリン国際映画祭パノラマ部門に正式出品されるなど、すでに国内外でも高く評価されている衝撃の問題作『由宇子の天秤』が、9月17日(金)より渋谷ユーロスペースで公開中。10月1日...
2021.09.16 08:35子どもたちが映画制作、宣伝、審査員に!「なら国際映画祭 for Youth 2021」、9/18より3日間開催。春日大社で宮城茂雄氏による「奉納演舞」のオンライン中継も。 コロナ初年の2020年に記念すべき10回目を、感染対策を講じながらレッドカーペットも含めリアル開催し、成功を収めたなら国際映画祭。全部門が揃い、NARAtive(ナラティブ)作品をプレミア上映する2年に1度の映画祭の翌年となった今年は、未来の映画人を育成するユース3部門(ユース映画審査員、ユース映画制作上映ワークショップ、ユースシネマイ...
2021.09.06 12:53『ミス・マルクス』怒りを込めたロックが鳴り響く、あるヒロインの半生 ここのところ様々な分野での女性の先駆者たちの半生を力強い作品が増えてきた。それは、中には偉大なる夫の陰で、支えてきた妻であったり家族という例も多い。実際は妻が書いたものなのに、夫の名前で出版されることもざらにあったのが、つい1世紀ぐらい前までのことだった。本作では「資本論」で知られる哲学者、経済学者のカール・マルクスの六女で、自身も労働...
2021.09.03 10:35「人間はグレーだからこそ面白い」 正義の危うさを突きつける『由宇子の天秤』春本雄二郎監督インタビュー 自分勝手な正義が横行する現代社会に鋭い眼差しを向け、ドキュメンタリーディレクターに迫られた究極の選択とその行方を描く緊迫感溢れるヒューマンドラマ『由宇子の天秤』が、9月17日(金)より渋谷ユーロスペース、10月1日(金)よりテアトル梅田、アップリンク京都、10月15日(金)よりシネ・リーブル神戸他全国順次公開される。 『かぞくへ』で劇映...
2021.09.03 05:16アニエス・ヴァルダの未公開作品を一挙3本上映も!「特集 カンヌ国際映画祭とフランスの女性監督たち in 関西」9/4よりシネ・ヌーヴォで開催 今年2年ぶりに開催されたカンヌ国際映画祭。74回の歴史の中で紹介されたフランスの女性監督を特集する「特集 カンヌ国際映画祭とフランスの女性監督たち in 関西」が、京都・出町座に引き続き、9月4日(土)よりシネ・ヌーヴォにて開催される。 2019年3月に90歳で亡くなった、女性監督の先駆者、アニエス・ ヴァルダ。彼女が夫のジャック・ドゥ...
2021.09.02 07:09「“お客さんに観てもらうことで初めて映画が完成する”ことを改めて実感しました」『stay』藤田直哉監督インタビュー 第20回TAMA NEW WAVEで上映され、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2020国内コンペティションの短編部門では優秀作品賞を受賞。山科圭太さんや石川瑠華さんなど、今後の活躍も期待される若手俳優陣が共演した短編映画『stay』が9月4日(土)よりシネ・ヌーヴォXにて、...