2019.03.27 02:00映画『YUKIGUNI』で登場のスタンダードカクテル「雪国」を味わおう!神戸の名バーテンダー森崎和哉さんが「雪国」を作る、語る。ジャパニーズスタンダードカクテルとして、世界中で愛される「雪国」を考案し、90歳を超えた今も現役バーテンダーとして山形県酒田市の店に立つ井山計一さん。その人生に迫る渡辺智史監督のドキュメンタリー『YUKIGUNI』が、3月22日(金)よりテアトル梅田、4月6日(土)より第七藝術劇場、元町映画館、京都シネマ他で全国順次公開される。元町映画館...
2019.03.24 06:31黒澤明監督へのオマージュから次回作の構想まで。『山〈モンテ〉』アミール・ナデリ監督、神戸・元町映画館で語る。全編イタリアロケを敢行し、呪われた土地で家族と生き続けるため、山と対峙する男を描いた巨匠、アミール・ナデリ監督最新作『山〈モンテ〉』が、現在絶賛公開中だ。3月23日(土)、神戸・元町映画館の公開初日に、ナデリ監督とプロデューサーのエリック・ニアリさんが上映後のQ&Aに登壇し、映画への思いを語った。まずは神戸の観客に「神戸はとても美...
2019.03.23 12:09伝説のバーテンダー、井山さんの人柄や、バーに酔いしれてもらいたい。 『YUKIGUNI』渡辺智史監督インタビュー ジャパニーズスタンダードカクテルとして、世界中で愛される「雪国」を考案し、90歳を超えた今も現役バーテンダーとして山形県酒田市の店に立つ井山計一さん。その人生に迫るドキュメンタリー『YUKIGUNI』が、3月22日(金)よりテアトル梅田、4月6日(土)より第七藝術劇場、元町映画館、京都シネマ他で全国順次公開される。
2019.03.22 15:21『ナディアの誓い - On Her Shoulders』同じ立場の女性を救うため、ナディアの闘いは続く昨年のノーベル平和賞を受賞したナディア・ムラドさん。彼女はISIS(イスラム国)に襲われたイラクの少数民族ヤズディ教徒であり、IS戦闘員に性暴力を受け続けた後、なんとか自ら逃げ出すことに成功したという壮絶な体験をしている。ナディアさんの家族は今も行方不明で、生存の可否もわからない。そんな絶望的な状況の中でも、今は紛争地域で性暴力被害に遭っ...
2019.03.20 13:17私の作品では常に理想の世界を見つめたい。 『ビリーとエマ』サマンサ・リー監督インタビュー第14回大阪アジアン映画祭特集企画《ニューアクション! アジア》出品作として海外初上映されたフィリピン映画『ビリーとエマ』。大阪アジアン映画祭2017では長編デビュー作『たぶん明日』“BAKA BUKAS”を携えて来阪。20代のレズビアン女性の恋と日常を瑞々しい映像でスタイリッシュに描き、LGBTQ映画に新風を巻き起こした。 &...
2019.03.19 15:14この映画はマニラへのラブレター、マニラの街を人格化したアイリーンが男たちを惹きつける。『視床下部すべてで、好き』ドウェイン・バルタザール監督インタビュー 第14回大阪アジアン映画祭コンペティション部門出品作として日本初上映されたフィリピン映画『視床下部すべてで、好き』。海外の映画祭で評価を得ているドウェイン・バルタザール監督の長編2作目で、マニラの街で、それぞれの欲望を抱えて生きる4人の男たちの群像劇だ。男たちの前に登場する女性、アイリーンが、彼らの欲望を刺激し、それぞれの妄想を掻き立てる...
2019.03.19 07:19少女が現実の大人の世界を知るという過程は、一つの旅のようなもの。 『過ぎた春』(『THE CROSSING ~香港と大陸をまたぐ少女~』)バイ・シュエ監督インタビュー第14回大阪アジアン映画祭コンペティション部門出品作として日本初上映された中国映画『過ぎた春』。バイ・シュエ監督の初長編作となる本作は、父親が香港人、母親が中国人の高校生ペイペイが、深圳から国境を越えて香港の高校に通うところから始まる。二つのアイデンティティを持つペイペイが、友人関係、親子関係の中で揺れ動き、大人のダークな世界に足を踏み入...
2019.03.18 09:48私たちの世代で当たり前の悩みを、他の世代に知ってもらいたい。 『アワ・ボディ』ハン・ガラム監督、主演チェ・ヒソさんインタビュー第14回大阪アジアン映画祭コンペティション部門出品作として日本初上映された韓国映画『アワ・ボディ』。ハン・ガラム監督の韓国国立映画アカデミー卒業制作作品であり、初長編作品の本作は、チェ・ヒソ(『金子文子と朴烈』)を主演に迎え、親の期待に押しつぶされそうな31歳の主人公チャヨンが、ジョギングをする若きヒョンジュと出会い、心も体も変化していく...
2019.03.18 05:30女性の観点から「私たちはNOと言える」ことがとても大事 『美麗』ジョウ・ジョウ監督、主演 チー・ユンさんインタビュー 第14回大阪アジアン映画祭コンペティション部門出品作として日本初上映された中国映画『美麗』。ジョウ・ジョウ監督の初長編作品となった本作は、新星チー・ユン演じる主人公メイリーが、ガールフレンドと幸せになることを願って懸命に生きるにも関わらず、様々な困難が訪れ、悲劇の運命をたどるヒューマンドラマだ。臨場感あふれるカメラワークで、ガールフレンド...
2019.03.18 05:11こういう人間の在り方、エネルギーの在り方があると思って観てほしい。 『シャルロット、すさび』岩名雅記監督インタビュー 在仏の舞踏家で映画作家の岩名雅記による長編最新作、『シャルロット、すさび』が、3月23日(土)よりシネ・ヌーヴォ(大阪・九条)で公開される。16年かけて構想したという本作は、フランスと日本で撮影を敢行。妻が自死し、失意のパフォーマーのカミムラ(成田護)と、パリの板ガラス屋で出会う朝子(高橋恭子)とのラブストーリーから始まり、物語は時空や場...
2019.03.11 06:57『シスターフッド』ドキュメンタリーとフィクションの垣根、時間の垣根を超えて。女性たちは自分を見つめ直し、自分の言葉で社会に問う。まるでホン・サンスの映画を見ているようなスッキリとしたモノクロの画面に展開するのは、フェミニズムに関する新作の取材に応じるドキュメンタリー映画監督と記者とのやりとり。直前に私自身も取材をしていたので、こういう風に客観的にその光景を眺めると、お互いに「取材をする者」「取材をされる者」として、どこか演技をしているように見え、滑稽だ。しかも女性...
2019.03.09 04:49『誰がための日々』やりきれない思いと現実の厳しさが胸を打つ、重量級のヒューマンドラマ大阪アジアン映画祭2017でグランプリを受賞した『誰がための日々』(映画祭タイトル『一念無明』)がいよいよ関西でも劇場公開される。映画祭で毎年恒例となっている人気イベント、香港ナイトの上映作品でもあった本作。上映後のズシリとした空気は今でも忘れられない。さらに、上映後のQ&Aでは、当時まだ20代だったウォン・ジョン監督、脚本のフロ...