2024.05.10 22:56「この作品をきっかけに、もっと自分のことを語ってほしい」実話を基にした命と向き合う群像劇『渇愛の果て、』で長編監督デビューの有田あんさんインタビュー 友人の出⽣前診断をきっかけに、妊娠・出産について取材をし、実話を基に制作した群像劇『渇愛の果て、』が、2024年5月18日(土)より新宿K's cinema、6月1日(土)よりシアターセブンほか全国順次公開される。 監督は「家族・人間愛」をテーマにし、あて書きベースの脚本で舞台の公演を行ってきた「野生児童」主宰の有田あん。演劇的要素も取...
2024.05.08 03:28人生で悩んでいても「長生きしているといつか光が射し、希望が見える」 『94歳のゲイ』吉川元基監督インタビュー 長年、孤独の中で生きてきた高齢の同性愛者、長谷忠さんを丹念に取材し、日本で同性愛が「治療可能な精神疾患」とされた歴史も紐解くドキュメンタリー映画『94歳のゲイ』が、2024年5月18日(土)より第七藝術劇場、シアターセブン、5月24日(金)よりアップリンク京都、6月8日(土)より元町映画館他、全国順次公開される。 監督は、MBS毎日放送...
2024.04.26 08:55ジャーナリスト、北角裕樹さんに聞くミャンマー情勢の変遷と、セルフドキュメンタリー『夜明けへの道』が示した映画監督の決意 2021年2月1日、ミャンマーの軍事クーデターにより突如日常や自由を奪われ、指名手配となった映画監督による、自身の逃亡生活と決意を記録したセルフドキュメンタリー『夜明けへの道』が5月4日(土)より第七藝術劇場、5月17日(金)より京都シネマ、以降元町映画館他全国順次公開される。 エンターテインメント作品を多く手がけるヒットメーカーのコ・...
2024.04.16 11:31「生活保護の恩恵を受けたからこそ大きな衝撃を受けた事件を手掛かりに」 『スノードロップ』吉田浩太監督、出演の西原亜希さん、イトウハルヒさん、小野塚老さん、みやなおこさん、芦原健介さんインタビュー 3月に開催された第19回大阪アジアン映画祭で、コンペティション部門の吉田浩太監督作『スノードロップ』が世界初上映された。監督は『Sexual Drive』(21)、『愛の病』(18)の吉田浩太。自身の受給経験を鑑み、矛盾した生活保護の在り方に一石を投じる重厚なヒューマンドラマの本作で、新境地をみせている。認知症の母の介護をひとりで担って...
2024.04.08 01:05「かづゑさんの話は、生き抜くための大変普遍的なもの」ハンセン病回復者の宮崎かづゑさん夫妻を8年間見つめた『かづゑ的』熊谷博子監督インタビュー『三池 終わらない炭鉱(やま)の物語』『作兵衛さんと日本を掘る』の熊谷博子監督によるドキュメンタリー映画『かづゑ的』が、4月12日(金)より京都シネマ、4月13日(金)より第七藝術劇場、元町映画館にて公開される。 瀬戸内海にある国立ハンセン病療養所、長島愛生園に10歳で入所して以来、80年以上ずっとこの島で生きてきたハンセン病回復者の宮崎...
2024.04.07 06:04「お客さまに希望や救いを持って映画館を出てもらいたい」『ブルーイマジン』松林麗監督と脚本の後藤美波、元町映画館で作品に込めた想いを語る 性暴力やさまざまなハラスメント被害者の救済や共助を掲げるシェアハウスを舞台に、心に深い傷を負った女性たちの信念と連帯と葛藤を描いた青春群像劇『ブルーイマジン』が、4月6日(土)から元町映画館で2週間公開される。公開初日の上映後、本作のプロデューサーでもある松林麗監督と、急遽登壇が決定した脚本、プロデューサーの後藤美波さんが登壇し、舞台挨...
2024.04.01 06:50島での撮影は「みんなにとってスペシャルな時間」『ALL THE SONGS WE NEVER SANG』クリス・ルッツ監督、永瀬未留さん、家納ジュンコさん、サンディー海さんインタビュー 3月10日に閉幕した第19回大阪アジアン映画祭で、インディ・フォーラム部門の『ALL THE SONGS WE NEVER SANG』がアジア初上映された。 監督は、東京を拠点に活動するポーランド出身のクリス・ルッツ。母と双子で絶縁状態の叔母レイコを訪ねて島にやってきた17歳のナツミが過ごすひと夏の交流と心の解放を、80年代風シティポッ...
2024.03.27 13:19瞑想し、日替わり店主の風に吹かれて 展覧会「旅する木 髙濱浩子 めぶきのまつり」、ギャラリー島田で開催中 神戸のハンター坂沿いにあるギャラリー島田にて、4月9日(火)まで展覧会「旅する木 髙濱浩子 めぶきのまつり」が開催中だ。 髙濱浩子さんプロフィール画家・アーティスト。1969年神戸生まれ。美術学校で日本画を学んだ後、平面に限らず作品を発表。1995年 阪神淡路大震災での体験をきっかけに人間とアートについて探求し始める。2008年 詩人ラ...
2024.03.27 08:45亡き父のにおいを探してミニシアターを巡る『においが眠るまで』東かほり監督、永妻優一さん(脚本)、蒼井旬さん(出演)インタビュー 第19回大阪アジアン映画祭(OAFF2024)のコンペティション部門に入選し、世界初上映された東かほり監督最新作『においが眠るまで』が、4月6日(土)より御成座(秋田)、シネコヤ(神奈川)にて公開される。 OAFF2022焦点監督として『ほとぼりメルトサウンズ』と短編『暮らしの残像』が上映された東監督。今作はチケット収入すべてを上映する...
2024.03.23 12:57緊急登壇の主演アデラ・ソーに誉められすぎて、リム・カーワイ監督恐縮しきり『すべて、至るところにある』元町映画館舞台挨拶 シネマドリフター(旅する映画監督)、リム・カーワイ監督の『どこでもない、ここしかない』(18)、『いつか、どこかで』(19)に続くバルカン半島3部作の完結編、『すべて、至るところにある』が、3月23日(土)に神戸での初日を迎え、リム監督と、尚玄とW主演のアデラ・ソーさんが舞台挨拶で登壇した。 偶然知り合いと関西に遊びに来ていたところ、リ...
2024.03.23 01:40「現代の平塚らいてうや青鞜社のような団体を描きたかった」同じ痛みを持った者たちの共鳴・反射・連帯を描く『ブルーイマジン』松林麗監督インタビュー 映画界のセクシャルハラスメントに立ち向かう長編オムニバス映画『蒲田前奏曲』をプロデュース・出演した松林麗による長編デビュー作『ブルーイマジン』が、第19回大阪アジアン映画祭でJAPAN CUTS Awardスペシャル・メンションに輝いた。 東京・巣鴨を舞台に、女性たちの信念と連帯と葛藤のドラマを描いたオリジナル脚本の青春群像劇は、日本版...
2024.03.21 05:55山本奈衣瑠主演、切実さとユーモアがせめぎあう映画愛が詰まったロードムービー『走れない人の走り方』で長編デビューの蘇鈺淳監督インタビュー 『豚とふたりのコインランドリー』(PFFアワード2021審査員特別賞)で知られる蘇鈺淳監督の初長編映画『走れない人の走り方』が第19回大阪アジアン映画祭(以下OAFF)インディ・フォーラム部門作品として上映され、4月26日よりテアトル新宿、5月18日より横浜シネマリン、5月24日よりシネマート心斎橋他全国順次公開される。 ロードムービー...